取引先の情報や、会社の内部情報が社外に漏れることは、経営上非常に危険なことです。
普段からの教育・啓蒙とともにルールの周知徹底が必要になります。
社内の事情などを外部に漏らしてしまう人の中には、軽い気持ち「これくらい、まぁいいか」
という感覚で話してしまう人も多くいます。
また、飲んだ席などで口が滑る場合もよく見受けられます。
共通することですが、漏らしたらどうなるのかが分かっていない場合が多いようです。
無意識なだけに、会社に迷惑をかける、不利益や損害を与えることを目的としている悪意ある場合よりもタチが悪いとも言えます。
こういった無意識での情報漏えいに対しては、漏らすことで、会社にどのような不利益が生じるか理解してもらうことが重要です。
「これくらい、まぁいいか」と軽い気持ちで話したことが、どれくらい会社に不利益や損害を与えるのか、具体的に伝えると効果的です。
つまり、事の重大さをイメージをさせることが大事になります。
「こんなことまで教えなければならないのか?!」と思われるかもしれませんが、これも教育の一環だと思ってください。
また、ことあるごとに伝えることが大事です。
入社時や社内研修の時だけでなく、定例会議や忘年会など、定期的に伝えることで意識づけることにより、社内風土(共通意識)にしてしまうのが最善策だと思います。
ルールつくりも大切になります。
・具体的にやってはいけないことと(禁止事項)
・やったらどうなるのか(罰則)
を明確に決めておくこと、
このような目に見えるルールにすることも重要になります。
また、退職後も漏らされては困る情報等もあると思います。
その際には、社内情報を外部に漏らされないという約束の「機密保持誓約書」などを作ることで、意識づけになります。
このような機密保持のルールは就業規則で定めておくことが肝心です。
最悪の事態ですが、もめ事に発展したときなどに書面にしておくと効果があります。